婦人病・婦人科病気とその症状、原因、治療について解説します。 女性特有のがん、腫瘍については早期発見、早期治療すれば完治する病気が多いのです。女医さんのいる婦人科情報も掲載中。

400性交痛の病気

骨盤内腹膜炎が痛みの原因のケース

婦人科の炎症の代表ともいえる骨盤腹膜炎の症状は発熱、下腹部の強い痛み、性交時に痛みを強く感じるようになります。痛みの場所や強さには個人差があります。

女性性器〜子宮・卵管・卵巣、あるいはその周囲にある組織(腹膜や結合組織)において生じる感染症を骨盤内感染症(PID)と総称しています。

この内、腹痛や発熱などの炎症が激しく腹膜炎を併発していると予想されるケースでは、大抵骨盤内にその炎症の範囲が限られていることから骨盤内腹膜炎と呼ばれています。

骨盤内腹膜炎 痛み 症状 原因 治療

【症状】
主な症状としては発熱を伴う下腹部の強い痛みが発生します。特異的な症状の変化であるおりもの増や不正出血などはあまりないです。ただし原因菌によっては膣炎を併発していたり、ホルモンバランスが変調をきたしていたりするケースにおいてはおりもの、不正出血など症状もあります。

【原因】
原因としては細菌やウイルス等の病原菌が、腟から子宮⇒卵管を通り腹腔内へ上行して広がるなどもあります。

ずっと以前は結核菌や淋菌によるものが多かったですが、最近はでは大腸菌類が最も多くなっています。特に近年クラミジア感染の増加に従いこれによるものが急増や、また淋病によるものも微増傾向にあることも留意すべきですね。

短期間のうちに痛みが右上腹部に広がるケースではクラミジア感染症や淋病が疑われます。特に原因不明の下腹部痛が生じる場合には、クラミジアによるケースが多いです。また最近では以前減っていた淋菌が原因のケースも増えつつあるので注意しましょう。

骨盤腹膜炎の原因としてはクラミジア感染症が原因の半分を占めるという報告もあります。無理をしたり、風邪で体力が落ちた時に何度も繰り返し症状がでることもあります。

【治療】
通院治療(=内服のみで治療)ではなかなか症状が回復しないことが多いようです。そのために通常入院治療を必要とすることが多くあります。

入院した上で、治療には抗生物質を服用する薬物療法を行います。抗生物質でクラ ミジア菌をすべて死滅させる場合には2週間程度服用が必要です。

治療で症状が回復してもその後に骨盤内に膿瘍を形成すること(膿みがたまること)
も少なくはありません。また炎症の慢性化や、膿瘍ができたりした場合には切開排膿による手術のケースもあります。(そのため開腹手術を行う)

完全治癒するまでには、比較的長期間かかることもあります。


性交痛の症状には病気が潜むケースもあります

セックスの時に膣の入り口あたりに痛みがある場合はたいてい病的ではないケースが多いようです。

性交痛の痛みの起きる場所で大まかに分類することもできます。例えば性器周辺の痛み、膣奥の痛み膣内の痛みという分け方もあります。性交痛の原因としては、処女膜や外陰炎や膣口の傷によるもの、膣分泌液の不足、膣痙、膣や子宮の奇形、女性疾患の子宮内膜症、閉経によるもの、性感染症などがあげられます。

性交痛は心理性によるものが多いケースがみうけられますが、なかにはまれに重大な婦人科系の病気、疾患が潜んでいるケースもありますので気になる場合は慎重な対応が必要でしょう。

例えば
・腟の入口付近に性交痛
   ⇒腟炎や外陰炎の可能性

・腟の奥の性交痛
   ⇒子宮内膜症や骨盤内感染症などの可能性

挿入時に膣の奥を突かれると痛い、激痛が走る、などの場合がこの例にあたります。

特に性交痛(子宮の奥に痛み、下腹部の痛みなど)に加え月経痛がある場合は、子宮内膜症の疑いが強いです。婦人科で精密検査されたほうがよいでしょう。

膣の奥、子宮の裏側にはダグラス窩というところがあります。ここは子宮内膜症がよく発症する部位ですので、ここに内膜症がおこると、性交時の刺激により痛みを感じるのです。

このように性交痛を感じる場所で見分けられますので、性交痛が気になる場合は婦人科で受診することをおすすめします。

このように性交痛を感じる場所で見分けられますので、性交痛が気になる場合は婦人科で受診することをおすすめします。

このような女性のデリケートゾーンのトラブルを解消するためには潤滑用クリーム、ローッション、ジェリーなどもおすすめです。

女性の局部になめらかさをすばやく補い、性交痛を緩和します。
⇒ 性交時の痛みってどうしたらいいの

性交痛にお悩みの方にも幅広くお使いいただける痛みを和らげるおすすめラブコスメなどがお手軽です。


濡れない性交痛は更年期症状がでているときもあります

更年期に現れる性交痛はエストロゲンというホルモンの減少により、肌や粘膜などが正常に保てなくなり、膣が乾燥するために生じます。

性交痛のみの改善には、弱いホルモン剤で作ったエストロゲンの膣剤をおすすめします。

膣粘膜がもろくなり膣が濡れにくくなりますので、少しの摩擦でも出血し、簡単に炎症が起るため、細菌に感染するケースもあります。

改善方法として、不足したエストロゲンを補充するホルモン治療があります。
この治療は性交痛のみならずその外の更年期症状や、高血圧・高コレステロール・骨粗鬆症などにも効果があります。

女性ホルモンであるエストロゲンが欠乏してくると、45〜55歳くらいの時期に更年期症状が現れることがありますが、この症状は人によってさまざまな経過をたどりますので、不快な症状も人によって様々です。

また腟の乾燥による性交痛があるケースでは、内腟用の市販されている潤滑剤が有効である場合もあります。性生活を中断するよりも継続することが、腟や周囲の組織の血行をより促進させて組織の柔軟性を維持できるので、性交痛を和らげる効果も期待されます。

ケーゲル体操も排尿の制御に役立ちます。(ケーゲル体操とは骨盤底筋を鍛える効果があります) ケーゲル体操は骨盤の筋肉を引き締める運動のことで、尿を途中で止めるときのようにする運動です。

性交痛は我慢しつづけると、腟の筋肉が無意識に収縮する場合もでてきます。膣の筋肉が収縮することにより、痛みがさらに増すケースもありますので性交痛は我慢しないことが肝要です。

そのような場合には、迷わず潤滑ゼリーやローションの使用をお勧めします。女性だけが痛い性行為を我慢しているのはやはり問題でしょう。

痛みをずっと抱えたままの性行為は、さらに辛く大変な苦痛へと変わっていく懸念もあります。このままではだんだんと性欲も低下、精神的にも不感症の体質となることも少なくありません。


性交痛はトラブルの原因にもなります

性交痛は我慢すると・・・いろいろとトラブルの原因にもなります。

場合によっては性交痛で挿入できなくなるほど収縮をおこし、「ワギニスムス」とよばれる状態になることもあります。性交痛の痛みを我慢している状態でSEXを続けていると、無意識に腟の筋肉が収縮してきます。性交痛の痛みの恐怖心によって、挿入時に女性の腟の筋肉が無意識に収縮するような場合もあります。

場合によっては性交痛で挿入できなくなるほど収縮をおこし、「ワギニスムス」とよばれる状態になることもあります。

この場合とにかく痛みを我慢せずに、相手の男性にも協力してもらい中断することをおすすめします。
そしてだんだん性交痛もなくSEXできるようになると、恐怖心や緊張感が少なくなり、症状も徐々に緩和していきます。

また更年期が始まったという女性のケースでは、45歳〜55歳くらいの間に女性ホルモンのエストロゲンが減少する事が原因となることが多いようです。更年期による性交痛をやわらげる手段としては、ホルモン療法で不足しているエストロゲンを補充することが有効といえます。

この場合とにかく性交痛で痛みを感じた場合には、痛みを我慢せずに、素直にパートナーにもそのことを伝えて協力してもらい中断することをおすすめします。性交痛の悩みの改善する方法は、まずは、パートナーと充分なコミュニケーションをとるということが大切になります。

またこれまで以上に前戯にかける時間を伸ばすようにする事も有効でしょう。痛みを感じない体位などで性交痛の痛みを感じないようにして、だんだん性交痛もなくSEXできるようになると、恐怖心や緊張感が少なくなり、症状も徐々に緩和していきます。

性交痛を感じなくなるまでは、腟潤滑用クリーム、ローション、ジェリーなどを使用することをおすすめします。例えば水性の潤滑クリームを利用すると、潤いが増加する事で性交痛の痛みがやわらぐケースもあります。

また心理的原因で緊張感や恐怖心がなかなかなくならない場合は、セックスカウンセラーなどに相談することも必要でしょう。この場合羞恥心とかも感じる人もありますが、トラブルがとりかえしの付かないこともありますので、ひどい症状のときはカウンセラーや専門医にも相談するほうが解決が早いこともあります。


性交痛はなぜ起こるのでしょう?

性交痛はなぜ起こるのでしょう?
SEXでペニスを挿入した際に感じる痛みを「性交痛」といいます。

通常女性は性的興奮を受けるとバルトリン腺から分泌液が出て、腟内の潤滑油の役目をします。しかし、性的興奮が不十分でペニスを挿入しますと分泌液が不十分で、潤滑の役目をしていないので擦れて性交痛を感じるのです。

痛みを大きく分けると
1)外陰部(腟口も含む)に起きる表面的な痛み

2)内臓に圧力がかかることで骨盤内の深部が痛む

ケース等があります。さらに痛みの度合いも鈍い痛み(疼痛)、焼けつくような痛み、鋭い痛み、締めつけるような痛みなどもあります。

したがって、セックスの時に膣の入り口あたりに痛みがある場合はたいてい病的ではないケースが多いのであまり心配することはないでしょう。しかし、特に2)のような症状の場合は、中には婦人系の疾患や感染症が潜んでいるケースもありますので注意が必要です。

出産を経験した女性は主に産後〜1年ぐらいの期間、膣内や子宮の回復がうまくいかないことが原因で痛むことがあります。それ以上長期の場合は精神的なダメージなどが原因で起こることが多いようです。

性交痛を痛みの起きる場所で大まかに分類することもできます。例えば性器周辺の痛み、膣奥の痛み膣内の痛みという分け方もあります。性交痛の原因としては、処女膜や外陰炎や膣口の傷によるもの、膣分泌液の不足、膣痙、膣や子宮の奇形、女性疾患の子宮内膜症、閉経によるもの、性感染症などがあげられます。

若い女性の性交痛は回数が原因の場合もあります。また、月に1回、あるいは年に数回程度の回数しかセックスをしない場合も、初体験に近い感覚ですので、痛むこともあります。

出産を経験した女性は主に産後〜1年ぐらいの期間、膣内や子宮の回復がうまくいかないことが原因で痛むことがあります。それ以上長期の場合は精神的なダメージなどが原因で起こることが多いようです。

このような性交痛を感じた場合無理をせずに、パートナーに率直に痛みを伝えることも重要です。



Page: 1

TOPPAGE  TOP 
  • SEO
  • loading
  • 婦人科病気・疾患と性交痛の原因
RSS2.0